高野豆腐と普通の豆腐を栄養だけで比べた場合、高野豆腐が全て勝っていますか?
値段はどちらが低いですか?
長くなりますがこのような栄養素と効能が有ります。
<高野豆腐の栄養成分>
高野豆腐の、主成分はたんぱく質と脂質で、たんぱく質は一般豆腐の7倍、脂質は8倍あります。脂質の代謝を促進する大豆サポニンや、老化を予防するビタミンE、骨粗鬆症(骨がすかすかになる病気)を防ぐイソフラボン、そのほかにもカルシウム、マグネシウム、ビタミンK、徹、亜鉛、食物繊維など、アミノ酸以外の栄養素も豊富です。さらに、凍らせる過程でたんぱく質が変性するのも、高野豆腐の大きな特徴です。凍結変性したたんぱく質は、血中のコレステロールを抑制する作用が強く、消化吸収にもすぐれています。
乾物なので長期保存が利きますが、脂質の割合が多く(高野豆腐100g中には約33gの脂質が含まれており、サーロインとそれほど変わりません。)その8割以上が不飽和脂肪酸(中性脂肪/体内で最もありふれたタイプの脂肪)やコレステロールをへらす働きにすぐれています。)なので直射日光や空気に当たると脂質が変化してしまいます。湿気のない冷暗所に保存します。
<高野豆腐と健康>
【コレステロールを低減してくれる】
高野豆腐に、強いコレステロール抑制作用がみられる理由は、たんぱく質の「食物繊維的動き」があげられます。
たんぱく質には難消化性の食物繊維的な働きをするものがあり、コレステロールの吸収を阻害する働きがあります。
それと高野豆腐が凍結によって変性しているところに特徴があり、凍結変性した形のたんぱく質のほうが、体の中での代謝(体の中での分解)をより促進しています。
排泄されるコレステロール以外は、肝臓に蓄積されますが、高野豆腐のたんぱく質を添加したラットをみると、肝臓のコレステロールが少なく、コレステロールの代謝(分解)の活性化がみられます。
【骨粗鬆症の予防に役立つ】
高野豆腐には「イソフラボン」という成分が含まれています。これが骨粗鬆症の予防に効果があります。
イソフラボンには骨からのカルシウムの溶出を抑えて、骨密度(骨のカルシウム密度)をより正常に近い状態に保つ働きがあります。
実際、イソフラボンを多く取っている日本の女性は、骨粗鬆症の発生が少ないという調査結果が出ています。
【ダイエットに効果的】
高野豆腐は、低カロリーで太りにくいたんぱく質食品ですから、ダイエットには効果的な食品です。
特に、たんぱく質が豊富な食品ですから、ダイエットでやつれたり、体力が落ちて疲れたりすることがありません。
またカルシウムやイソフラボンもたっぷりなので、無理なダイエットで、骨がすかすかになることもガードできます。食べながら健康的にダイエットと考えると高野豆腐はぴったりの食品といえます。
高野豆腐はいつ食べてもかまいませんが、ダイエット効果を高めるためには、夕食時に食べるとより効果的です。睡眠中は代謝(体内でのエネルギーの処理)が活発になるからです。ただし、高野豆腐のグラタンなど油を使って調理した場合は、昼食時か朝食時に食べるほうがよいでしょう。
高野豆腐を食べるときに、ビタミンB2を含む食材をいっしょに取ると、より効果的です(ビタミンB2を多く含む食材は、ウナギ、ホウレンソウ、キノコ類など)。
ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質の代謝に働く栄養素で、高野豆腐に含まれるアミノ酸の働きがよくなります。
さらに、高野豆腐は、同じくコレステロール値を下げるレシチンも豊富です。
栄養的にはカロテン、ビタミンCが不足しているので緑黄色野菜と組み合わせた献立がGOODです。また、カルシウムや鉄の吸収を高める為にビタミンDと一緒にとるようにすると良いでしょう。
【高野豆腐はアミノ酸の宝庫!!】
たんぱく質、すなわちアミノ酸が豊富な食品には、鶏卵、肉、魚、大豆などがあります。
なかでもアミノ酸が豊富な食品が、大豆から作られる「高野豆腐」です。
100g当たりのたんぱく質の含有量を比較すると、鶏卵12.3g、サーロイン(脂身なし)18.4g、マグロ赤身28.3gに対し、高野豆腐はなんと50.2gもあります。
ちまたに出回っているアミノ酸飲料と比べてみても、こうや豆腐のアミノ酸含有量は、アミノ酸飲料の平均の3~4倍にもなります。つまり、こうや豆腐は、ほかの食品を圧倒するアミノ酸の宝庫なのです。
高野豆腐のたんぱく質の含有量(1000g当たり50.2g)は、同じ大豆製品と比べても、木綿豆腐6.8g、納豆16.5g、豆乳3.6g、きな粉35.5g、差は明らかです。なぜこのような違いが生じるのでしょうか。
その答えは、高野豆腐の製造工程にあります。
高野豆腐は、やや固めの木綿豆腐を凍らせて熟成させたうえで乾燥させたもので、たんぱく質をはじめ、各種の栄養成分が凝縮されているのです。
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